2017/12/04(月)Okinawa Open Days 2017 day1
かりゆしで参上
国際通りで買い求めたかりゆしを早速着てみました。
入場
見知った仲間と合流し入場。
今日のセッション
業界の昨今を語ると言う感じのセッション、最近の動向であったり様々。それぞれなかなか興味深いセッションでした。
ONOSを開発するだけでなく構築するフェーズまで研究が進み、ハードウェアについてもベンダロックインせずODMメーカーを採用する事についてのお話だったりする前説を行い、セッションに繋ぐ感じでスタート。
かんたんなまとめ
ONOSを用いてJGNと言うR&Dネットワークを構築しているが、ONOSはまだ商用に適用するレベルには至っておらず、商用SDN構築にはその他製品であったりOSSであればODLを用いるのが得策。
SDN-IP
BGP4から得た経路をフロールールに変換する仕組み。
VPLS
VLAN-IDのpop/pushを提供するONOSアプリケーションの1つ。
Step1: 単純なL2転送(SDN-IPなし)
2017年名護のプロ野球キャンプの中継映像伝送(名護市からKDDI大手町まで) 約50MbpsのTCPトラフィク
Step2: Global SDN deployment powerd by ONOS への参加
JGN/APAN/NARLab(台湾)/NECTEC(タイ)/CKPでのWAN構成
RISEプロジェクトで欲しい人
- codeもかける人
- サーバが得意でNWもわかる人
TIPについて
TIPとは
Telecom Infra Projectとは。Facebookより2016年02のMWCで発表された。
Mision
光の伝送装置やモバイル系の構築がベンダロックインされており、そこをOpen化してFacebookなど異業種が入り込みやすいようにしたいと言う思惑。
2017/05 で 106企業 2017/11 で 460企業
ざっくり受け取ったイメージ
キャリア主導で考案し進んできているOPNFVと違うところは、ユーザ企業側が欲しいものをスコープにして開発。
基地局の装置などベンダーロックインとなっている原因のハードウェアを含むすべてをOPEN化にて開発、様々な企業が規格に沿ったハードウェアを作れる様にして価格を下げられる様になったり、これからRAN業界に入り込もうとしている会社にも入りやすくする、と言う取り組み。
キャリアとしても同じ規格のものがODMとは言え更に安く入手できるのは喜ばしいとは思う。
でも本当の目的はそこだろうか?Facebookの勝ち得たいところは何か?と考えると次のような想像が働いてしまう。
発電・送電の分離と同じで通信事業の開放を促してくるのではないか。例えば日本においてはトンネル区間のアンテナについてはトンネル協会が一括で管理、アンテナを共用する形で工事を簡素化したりしているが、同じ流れを全世界的に出来たらどうだろう。
利用したいユーザがそのリソースを共有する、つまりアクセス・コア・リンクのNWをすべて利用したい人が利用したいだけ使う。勿論按分としては構築した通信キャリアかもしれないが、現在のMVNOが原則POIでのつなぎ込みだけの所からさらに踏み込んだNWを構築する事が出来る様にならないか。現在のフルMVNOをさらに超えた完全にアクセス局まで制御出来る様になる未来もあるのではないか。
つまりMVNO業者が”独自のエリアマップを作る事が出来る”となる。東京だけを主戦場にしたいキャリアが生まれたとして東京だけのアクセス局の利用を申請、東京のアクセス局だけを用いた独自のエリアマップを構築、なんて事も出来るかもしれない。
キャリア側としてもメリットが全く見えない気もするが、逆に自社以外の設備についてレンタルし独自網を引く様な事が出来る。全世界自社網化が作りやすくなるか?そうすれば現在の世界キャリア間でのローミング協定による価格より価格が下がるかもしれないし、独自サービスを全世界に展開できるようにもなるため、キャリアユーザがドメスティックでなくワールドワイドになるかも?あれ、これってProject fiみたいな?
! この流れが来た時に通信キャリアはどのように稼ぐかの考察が必要 !
懇親
登壇者などは主宰者などと酒宴に向かうと言う事で普通の参加者同士の仲間と晩御飯ついでに酒宴。色々つまらない話を聞かせてしまった気もする。自重しよう。