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2020年12月13日の記事

2020/12/13(日)シニアとスマートフォン

シニア世代の情報端末を考える

シニア世代向けケータイとして生まれたらくらくホン、今は時代の流れもありスマートフォンとして生まれ変わっている。文字を大きくすれば良い、メニューを簡略化すれば良い、と言うだけではITリテラシ教育を受けていない世代を詐欺などの情報から遠ざける事が難しい。

もう少し細かく世代を観よう

こう言う世代差などの話をする時に出てくる世代を表すことば、ありますよね。シニア世代であればM3F3になるが本当にそれで良いのだろうか。M3,F3の定義は50代以上、ざっくりし過ぎじゃないか?何なら私も後数年でM3層入りなのか?と言う感じだがアクティブシニアが増えてきている今、M3F3層とひとくくりには出来ないのではと思う。パソコンもスマホもまったく使えないシニアも居れば、スマホ・タブレットを駆使して旅先からスイーツをLINEで見せびらかせに来るシニアも居る。

ガラケーと小型タブレット

うちの母にはそれまで愛用していたガラケーをそのまま使って貰い、その上で8インチの小型タブレットを使って貰っている。ガラケーはiモードの契約は切ってパケット通信は一切出来ないようにしており、キャリアメールも使えない状態にした。

その上で8インチのタブレットは一切手を加えずそのままの状態で使って貰っている。そしてちゃんと使いこなしている。よくiPadを題材に出てくる話題として赤ちゃんが教えても居ないのにiPad使っていつの間にかyoutube観たり、文字入力は出来ないまでも教えてないのにフリックしてたりするなんてニュースになったりする位Android,iOSなどのOSは視覚的・直感的に操作ができるので操作を覚えやすい特徴があるんだと思う。なのでさらにその上でメニューを削ったりして使いやすくする工夫と言うのも効果はあると思うが、ある程度ならそのままの状態でも使えるのだろうと思っている。日々タブレットを使っていく中で徐々に覚えていったりするらしく、いつの間にやらすっかり使いこなしている。

通信ラインと通話ラインの分断

上述のようにガラケー側は通話専門、タブレットは通信専門として使って貰っていてちょっと良いこともあった。

特殊詐欺な電話はスマホだろうがガラケーだろうが関係なしにかけてくるので、電話帳に未登録な電話には気をつけろ、としか言えないが問題はSMSだ。電話に出なくても情報を送りつけて脅迫紛いの文言をつけてくるSMSは拒否のしようがない。

でもそんな特殊詐欺のSMSについてくるURLをガラケー側でパケット通信出来ないようにしてあれば開くすべがないのだ。まぁタブレットでURLを手打ちすれば表示出来るがインターネットは検索して情報を探しに行くものみたいな感じで使っているのでURLを手入力する事を知らない。(メールなどのURLをタップして開く事は知ってるので開こうとするが開けない)

そんな訳でそんなSMSが届くと、ガラケーの画面をタブレットのカメラで撮影してLINEで「こんなの来たんだけど大丈夫?」と問い合わせが来て難を逃れたなんて事があった。大丈夫かどうかの判断してからURLをタップするのではなく、怪しいなと思いつつリンクは開いてしまうみたいなのでSMSについてもコンテンツフィルタが有効になるまでは、ちょっとスマートフォン1本にはさせられないなと感じている。